Epic Gamesは10月14日、刷新されたEpic Games Launcherのプレビュー版を配信した。従来のランチャーと比べてUIの改善が図られているほか、応答速度の向上がアピールされている。
Epic Gamesストアは、PCおよびモバイル向けのオンラインゲームストア/プラットフォームだ。『フォートナイト』やゲームエンジン「Unreal Engine」などの開発元として知られる米国企業Epic Gamesが運営をおこなっている。同ストアでは、販売者向けの手数料が業界水準の30%と比べて12%と低めに抑えられているだけでなく、年間売上100万ドル以下のゲーム・アプリについては手数料が無料となっている。またユーザー向けには、週替わりでゲームを無料配布する施策もおこなわれている点が特徴だ。
今回Epic Gamesは同社の提供するEpic Games Launcherを刷新し、プレビュー版として配信を開始した。Epic Gamesによればはじめのリリースのため機能は少なめとのことながら、ストアを通じた購入や話題作の確認、ライブラリ管理、フレンドリストおよびチャットなどの基本的なシステムは備わっている。なお新生ランチャーはバイブコーディング(AIとの対話で作成するコーディングスタイル)で制作されたことがアピールされている。先日にはEpic GamesのCEOであるTim Sweeney氏が生成AIを使った開発を加速させる方針を発表しており(関連記事)、ランチャーに関しても同様の方針で開発されてきたものとみられる。
この“新Epic Games Launcher”では、何よりもその応答速度がアピールされている。公式ニュースページでは、Steamランチャーとの起動速度比較がなされており、コールドスタート(1からの起動)ではEpic Games Launcherが5.47秒で、Steamランチャーより46%速いとされており、システムトレイ格納状態からの起動では0.36秒でSteamランチャーより14%速いと示されている。実際にSteamではログインからストアページに遷移するまで一拍置くように起動するが、Epic Games Launcherは起動するとすぐさまランチャーに移行し、確かに「Steamより速い」と言っても過言ではなさそうだ。

ちなみに従来のストアアプリについては、Epic Gamesストアにてバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるSteve Allison氏が「ランチャーがクソ(the launcher sucks)」と言い放ったことで話題となった(関連記事)。2025年11月頃から“最重要課題”として取り組まれていたようで、当初は今年半ばのリリースを予定していたものの、10月のリリースとなったようだ。いずれにせよ、より快適/高速になったEpic Games Launcherは、正式リリースに向けユーザー意見を募りつつアップデートや最適化、新機能の提供を進めていくという。ランチャー刷新によってPCゲームプラットフォームの勢力図がどう変化していくのかは、注目されるところだ。
