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    箱根駅伝への道2027

    酒井 政人

    酒井 政人
    スポーツライター

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    2026.10.15(木)

    2026年10月12日、出雲駅伝、11位でゴールする青学大の前川竜之将 写真/SportsPressJP/アフロ

    順大はアンカー山本悠の快走で4位に浮上

     10月12日に開催された第38回出雲駅伝。早大が2時間5分56秒の大会新記録で16年ぶりの優勝を飾り、3連覇を狙った國學院大が2位、アイビーリーグ選抜が3位に入った。そのなかで3年ぶりの出場となった順大が存在感を発揮した。

     1区の小林侑世(4年)が6位と好スタート。2区の吉岡大翔(4年)が区間3位、3区の井上朋哉(2年)も区間5位と堅実につなぎ、3区終了時点で4位につけた。

    「3区終了時点でどこの位置にいられるかということしか考えていなかったので、4区、5区はもう我慢のところ。アンカーに渡れば、どの順位からでも一つは順位を上げてくれるだろうと想定していました」

     長門俊介駅伝監督が描いていたのは、前半から上位につけ、最後に順位を押し上げる戦略だ。

     4区の佐藤賢仁(1年)、5区の古川達也(4年)は苦戦し、5区終了時点で9位まで後退した。しかし、最終6区の山本悠(3年)が区間2位の快走を披露する。5人を抜き去り、4位でフィニッシュ。日本勢では早大、國學院大に次ぐ3番手を確保した。

    「山本は条件が悪くなってくると賢く走るというか、考えながらしっかりやれる選手なので、どうにかしてくれるだろうなと思っていました」

     長門監督は吉岡、井上、山本について「しっかりまとめられて、計算できる山本と、爆発力のある井上。安定感が増してきている吉岡」と評価。3人が異なる強みを持つエース格に成長していることに手応えを感じていた。

     さらに今回は、当初1区に起用する構想だった池間凛斗(3年)を故障明けということもあり温存。箱根駅伝8区3位の永原颯磨(3年)も起用しなかった。それでも4位に入ったことで、チーム力の底上げを実感している。

    「今年の箱根駅伝は120%の力を出しての3番でした。でも今回はメンバーもそろっていないなかでの順位なので、チームの地力がついてきたかなと思っています」

     8人で勝負する全日本は出雲以上のインパクトを残す可能性を秘めている。

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