
韓服をレンタルして景福宮を散策する外国人観光客=10月12日、ソウル市鍾路区(c)news1
【10月16日 KOREA WAVE】韓国の国家資格を持つ観光通訳ガイドが、外国人観光客に韓国の歴史を歪曲した説明をしていたとして、国会の国政監査で問題になった。韓国観光公社は、ガイドの研修履歴を十分に把握できていないことを認め、教育・管理体制の改善を検討する方針を示した。
国会文化体育観光委員会の10月14日の国政監査で、野党「国民の力」のチョン・ヨヌク議員が、歴史を歪曲した案内の実態と、資格取得後の管理体制をただした。
チョン・ヨヌク氏は最近の報道を引用し、一部の国家資格ガイドが景福宮を訪れた外国人観光客に「朝鮮は代々、中華民族の属国だった」と説明した事例を紹介。戦争記念館では、中国の朝鮮戦争参戦について「私たち中国は侵略したのではなく、救ったのだ」と案内したケースもあったと指摘した。
「国家資格を取得した正式なガイドが、こうした説明をするのは正常なのか」との質問に、韓国観光公社のパク・ソンヒョク社長は「正常ではない」と答えた。
チョン・ヨヌク氏によると、過去5年間に寄せられた観光通訳ガイドの歴史歪曲に関する苦情は7件あったが、行政処分に至った事例はほとんどないという。
現地調査でも問題が確認された。2026年に景福宮で実施した中国語ガイドの説明に関する調査では、261件のうち約1割に当たる26件が不適切とされた。
チョン・ヨヌク氏は、中国語ガイドを対象とする定期的な実態調査の計画がなく、人材管理データベースにも研修の受講情報が含まれていないと指摘。「氏名や対応言語などの資格情報しかなく、教育も現場点検も適切に管理されていない」と批判した。さらに、訪韓外国人、特に中国語圏の観光客が増える中、誤った歴史説明が繰り返されれば国益にも影響しかねないとして、対策を求めた。
パク・ソンヒョク氏は「ささいな問題ではなく、非常に重要だ。深刻に受け止めて調べる」と述べた。一方で、観光通訳ガイドは約4万2000人に上り、研修履歴まで個別に管理できていないと説明した。ガイド協会も独自に研修を実施しているが、受講記録が公社のデータベースと連携していないという。パク・ソンヒョク氏は「研修履歴を管理データベースに含め、どのように管理できるか、積極的に改善策を探る」と表明した。
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