ロケットの塗装をヒントにしたボディ色と、宇宙服のバイザーを模したゴールドのガラス
テスラの新型ロードスターは、ミニマルな外観と高度な技術の両立を狙ったデザインだ。ヘッドライトは格納式とし、リヤには車幅いっぱいに伸びるフルレングスのテールライトを配置。空力パーツもボディ面と段差なく収めているが、テスラはこれを「ヒドゥンエアロ」と呼ぶ。低く構えたノーズとキャビン後方まで続く広いガラスエリア、そして上方に開くドアがハイパースポーツカーらしさを強調している。
テスラ・ロードスター
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ボディ色「Ano White」は、宇宙空間で紫外線や極低温から機体を守り、打ち上げ前や回収時のロケットを静電気や腐食から保護する航空宇宙分野の塗装技術をヒントにしたものだという。
ウインドウには、宇宙服のバイザーに金色の輝きを与える銅コーティングを模したスモークガラス「ゴールドグレイズド」を採用。各所にさりげなくチタンのアクセントを添え、宇宙時代を思わせる雰囲気が一段と強調されている。
テスラ・ロードスター
足元には、極細スポークで構造強度を高めた超軽量ホイールを組み合わせる。
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ヨーク型ステアリングとウルトラホワイトの内装。シート位置を固定して軽量化
室内に入ると、まずステア・バイ・ワイヤ専用に設計されたヨーク型ステアリングが目に入る。ドライバーの前方にはふたつの小型ディスプレイを配置し、センタータッチスクリーンとともに各種の走行情報を表示する。
キャビンはテスラが「象徴的」と表現するウルトラホワイトの内装に、グレーのマイクロスエードを組み合わせたもの。シートのボルスターはグリップ感の高いマイクロスエード製で、バックレストの上部に向かって途切れながら消えていくスピードライン状の穿孔模様も目新しい。
軽量化にも力を入れている。シート位置を固定式としたほか、マグネシウムやチタン、カーボンファイバーといった軽量で高強度な素材を随所に採用した。
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1人乗りのRocketは空を飛ぶ。公道用のPerformanceと、レース用のスラストも設定
ラインナップは3種類。なかでも話題を集めているのが、テスラから招待された人だけが購入できる1人乗りの「Rocket」だ。空を飛ぶこともできるモデルだが、公道での使用は認められていない。公道走行に対応するのは2人乗りの「Performance」で、アクティブエアロを装備。これにオプションのアップグレードとして、レース走行に対応した2人乗りの「スラスト」が限定で設定される。
3モデルに共通するのが、スペースXのコンポーネントを取り入れた空力と推進のシステムだ。床下には、マルチモードファンとグランドシーリングシステムからなる吸引機構を装備。電動ファンで車両の下から空気を吸い出してダウンフォースを生むもので、停止状態でも車体を天地逆さにして保持できるほどの吸引力があるという。これにアクティブウイングを組み合わせ、さまざまな条件でトラクションとコーナリング速度を高める。
推進を担うのはコールドガススラスターだ。完全電動のアクチュエーターで推力を正確に制御し、1秒に満たない時間で微調整を行なう。スラストはこれを車体後部に備え、停止状態からなんと1秒未満で60mph(約97km/h)に到達。Rocketは車体の周囲にスラスターを配置し、前進・上昇方向の加速と横方向の回転運動を支える。飛行中はこの微調整によって車体の姿勢を安定させるというわけだ。
テスラ・ロードスター
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日本向けの公式サイトではPerformanceの予約を受け付けており、予約時に68万円の注文料(全額払い戻し可能)、10日以内に614万円の支払いが必要となる(これは車両価格ではなく、あくまでも予約金のようだ)。設定は左ハンドル仕様のみ。航続距離や出力、車両価格などの詳細は、まだ公式サイトに掲載されていない。
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