【ソウル聯合ニュース】在韓米軍のブランソン司令官(韓米連合軍司令官、在韓国連軍司令官兼務)が米国でのセミナーで「韓国は非武装地帯(DMZ)の南側の鉄条網から始まる」と発言したことをめぐり、韓国の領土主権を無視した発言だとの批判が相次いでいることが18日、分かった。

ブランソン司令官=(聯合ニュース)
与党側はブランソン氏に発言撤回と国民への謝罪まで要求している。国連軍司令部は「韓国の主権に疑問の余地はない」として、事態の収拾に乗り出した。
韓国軍によると、問題の発言は14日に米ワシントンで開かれたセミナーで飛び出した。
ブランソン氏は「南北軍事境界線(MDL)を見ると、北側に2500メートル、南側に2500メートルの地点(実際には2キロ)に鉄条網がある」とし、「ここには私が管理責任を担う区域があり、われわれは主権とは何を意味するのかについて議論している」と述べた。「韓国はどこから始まり、どこで終わるのか。国連軍司令部の観点からすると、韓国はその南側の鉄条網から始まる」とし、「私が休戦状態を維持するためにその区域(DMZ)を管理しているため、まさにそこから韓国が始まる」と言及した。
国連軍司令部は、平時にMDL以南地域における休戦協定の履行を監督する。韓国側のDMZへの立ち入りを制限し、休戦協定順守を確認するための現場調査や、休戦協定違反行為に対する調査・判断などを行う。
国連軍司令官を兼務するブランソン氏は、自身が韓国側のDMZ地域を管轄していることから、「韓国はDMZの南側から始まる」と発言したものとみられる。
与党側は、ブランソン氏の発言について、韓国の領土主権を無視する主張だと批判した。
大統領の国防政策特別補佐官を務める与党「共に民主党」の金炳周(キム・ビョンジュ)国会議員は前日、フェイスブックに「韓国の領土主権を侵害した一線を越える発言だ」とし、「休戦協定が国連軍司令部に与えた権限は、DMZへの立ち入り許可と民事行政に限られており、主権国家である大韓民国の領土主権まで判断する権限はどこにもない」と投稿した。
さらに、「韓国の領土主権を否定する国連軍司令官の認識を必ず正さなければならない」とし、ブランソン氏に対し、主権を侵害する発言を直ちに撤回し、韓国国民に謝罪するよう要求した。
国防部はブランソン氏の発言について、「国連軍司令官個人の見解だ」とした上で、「韓国の領土主権に関する国防部の立場は揺るぎない」と明らかにした。
また、「国防部はDMZ内における韓国の主権行使と国連軍司令部による休戦管理が両立できるよう、緊密に協力していく」とした。
ブランソン氏の発言が波紋を広げていることを受け、国連軍司令部は「韓国の主権に疑問の余地はない」として、事態の収拾に乗り出した。「ブランソン司令官の発言は、休戦協定に基づき国連軍司令官に与えられたDMZおよび共同警備区域(JSA)内での責任を説明したものだ」とし、「こうした責任は軍事・行政的な性格のものであり、大韓民国の主権とは別の事案だ」と説明。「われわれは同盟の強化と、韓国およびその国民の防衛に対する揺るぎない決意を維持している」と強調した。
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