
今週は、最大192GBのユニファイドメモリを扱えるAMD製AI PCや、NVIDIA RTX Spark搭載ノートの国内予約開始など、ローカルAI関連の話題が目立ちました。
一方、約1kgのGALLERIAノート、最新Core Ultra搭載のGPD BOX、ペン対応のdynabook 2-in-1など、普段使いでも気になる新製品も登場しています。
この記事では、2026年10月11日~18日に発表、国内予約開始、販売開始などの動きがあった7製品をピックアップします。なお、ProArt P14/P16など、製品自体の初報が前週のものも含みます。
どのPCがいいかお困りの方へ

今週の注目PCを一覧でチェック
2026年10月11日~18日の注目PC製品注目ポイントAMD Ryzen AI Halo Developer Platform最大192GBのユニファイドメモリを搭載する開発者向けAI PC
ASUS ProArt P14 (H7407)最大128GBメモリと14型高品質OLEDを備えるAIノート
ASUS ProArt P16 (H7607)16型4K OLEDを搭載した大画面RTX Sparkノート
GALLERIA NSC5L-IG-C4約1.0kgの軽さを実現した14型クリエイターノート
GPD BOXCore Ultra X7 358H搭載のコンパクトな高性能ミニPC
dynabook FA/ZAペン入力やタブレット利用ができる14型2-in-1
HP OmniBook Ultra 16 AI PC薄型16型ボディに最大128GBメモリのRTX Spark
1.AMD Ryzen AI Halo Developer Platform ― 最大192GBのユニファイドメモリを搭載する開発者向けAI PC

AMD Ryzen AI Halo Developer Platform。最大192GBのユニファイドメモリを搭載する開発者向けAI PC
10月12日、AMDは新しいRyzen AI Halo Developer Platformを発表しました。Ryzen AI Max+ PRO 495を採用し、最大192GBのLPDDR5Xユニファイドメモリに対応する小型のAI開発プラットフォームです。
CPUは最大16コアのZen 5、GPUは最大40 CUのRDNA 3.5。AMDは3000億パラメータ以上のAIモデルを扱えることを訴求しています。NVIDIA RTX Spark搭載PCが最大128GBメモリであるのに対して、さらに大きなメモリ容量を確保できる点が特徴です。ただし、モデルの量子化方式や実行環境によって実際に動かせる規模と速度は異なります。
AMD Ryzen AI Halo Developer Platformの主な仕様
プロセッサーRyzen AI Max+ PRO 495
CPU / GPU最大16コア / Radeon 8060S系(RDNA 3.5、40 CU)
メモリ最大192GB LPDDR5X(ユニファイド)
NPU最大55 TOPS
用途大規模ローカルLLM、AIエージェント開発など
国内価格・発売日現時点では未確認
192GBものメモリを活用して、これまで一般的なPCでは動作が難しかった大規模なローカルLLMを試せるのが魅力です。既に192GB搭載のRyzen AI Max系ミニPCは存在しますが、今回はAMDが開発者向けプラットフォームとして新たに打ち出した点がニュースです。
AMDの公式発表はこちら
2.ASUS ProArt P14 (H7407) ― 最大128GBメモリと14型高品質OLEDを備えるAIノート

ASUS ProArt P14 (H7407)。最大128GBメモリと14型高品質OLEDを備えるAIノート
ASUSは10月14日、RTX Spark搭載の14型ノート「ProArt P14 (H7407)」の国内予約開始を発表しました。日本での取扱い自体は10月8日に発表済みで、今回は販売価格・発売スケジュールが案内されています。10月23日から順次発売予定です。
20コアCPUと6,144 CUDAコアのGPUを統合したRTX Spark N1Xを搭載し、最大128GBのユニファイドメモリを選択可能。反射を抑えた14型3KのASUS Lumina Pro OLEDや豊富な接続端子も特徴です。
ASUS ProArt P14 (H7407)の主な仕様
プロセッサーNVIDIA RTX Spark N1X
メモリ48GB / 128GBユニファイドメモリ(モデル別)
画面14型 3K ASUS Lumina Pro OLED、120Hz
バッテリー90Wh
質量約1.46kg(構成による)
発売128GBモデルは10月23日から順次、48GBモデルは11月中旬以降予定
ローカルLLMや画像生成AIを外出先でも試したい人に向いた1台です。一方、Arm版Windowsを採用するため、使いたいアプリやゲームの互換性は事前に確認しましょう。the比較では128GBモデルの実機レビューも掲載しています。
ProArt P14の公式ページはこちら
3.ASUS ProArt P16 (H7607) ― 16型4K OLEDを搭載した大画面RTX Sparkノート

ASUS ProArt P16 (H7607)。16型4K OLEDを搭載した大画面RTX Sparkノート
ProArt P14と同じく10月14日に国内予約開始が発表された「ProArt P16 (H7607)」。RTX Spark N1Xと最大128GBのユニファイドメモリを組み合わせながら、16型の大画面ディスプレイを搭載するのが特徴です。
16型のASUS Lumina Pro OLEDは4Kクラスの高解像度、120Hzの可変リフレッシュレート、反射防止コーティングを採用。公称約1.77kg、薄さ約12.9mmという携帯性も特徴です。
ASUS ProArt P16 (H7607)の主な仕様
プロセッサーNVIDIA RTX Spark N1X
メモリ48GB / 128GBユニファイドメモリ(モデル別)
画面16型 4Kクラス ASUS Lumina Pro OLED、120Hz
質量約1.77kg~
厚さ約12.9mm~
発売128GBモデルは10月23日から順次、48GBモデルは11月中旬以降予定
P14が携帯性を重視したモデルなのに対し、P16は広い画面で動画編集や複数ウィンドウを扱いたい人向けです。RTX Sparkの性能は共通していても、画面サイズや筐体設計で選ぶと分かりやすいでしょう。
ProArt P16の公式ページはこちら
4.GALLERIA NSC5L-IG-C4 ― 約1.0kgの軽さを実現した14型クリエイターノート

GALLERIA NSC5L-IG-C4。約1.0kgの軽さを実現した14型クリエイターノート
サードウェーブは10月16日、約1.0kgの14型クリエイターノート「GALLERIA NSC5L-IG-C4」シリーズを発表しました。ドスパラでは10月15日から販売が始まっています。
Core Ultra 5 125Uを搭載し、14型WUXGA液晶はsRGB比100%をうたいます。16GBモデルの価格は149,980円。32GBモデルも用意され、イラスト制作向けにはワコム認証とCLIP STUDIO PAINT DEBUTを組み合わせたモデルもあります。
GALLERIA NSC5L-IG-C4の主な仕様
CPUCore Ultra 5 125U
GPUIntel Graphics(CPU内蔵)
メモリ16GB / 32GB
画面14型 WUXGA、sRGB比100%
質量約1.0kg
価格16GBモデル:149,980円(税込、発表時)
GALLERIAといえばゲーミングPCの印象が強いものの、本機は軽量で持ち運びやすいクリエイター向けノート。高負荷の3D制作より、イラスト制作、写真編集、持ち出し作業などに向いています。
GALLERIAの公式ページはこちら
5.GPD BOX ― Core Ultra X7 358H搭載のコンパクトな高性能ミニPC

GPD BOX。Core Ultra X7 358H搭載のコンパクトな高性能ミニPC
10月15日、リンクスインターナショナルが第3世代Core Ultra搭載ミニPC「GPD BOX」を発表しました。Core Ultra 7 356Hモデルと、より高性能な内蔵GPUを備えるCore Ultra X7 358Hモデルの2種類を用意します。
いずれも32GBメモリ、1TB SSDを搭載。X7 358Hモデルは内蔵GPUにIntel Arcの上位構成を備え、GPUを別途積まない小型PCとしてはグラフィックス性能も期待できます。
GPD BOXの主な仕様
CPUCore Ultra 7 356H / Core Ultra X7 358H
メモリ32GB
SSD1TB
形態省スペースなミニPC
価格356H:293,000円 / 358H:308,000円(税込、推奨価格)
発売2026年10月上旬から順次
小型でもCPUと内蔵GPUの性能を重視したい人向けです。価格は安くありませんが、外付けGPUなしでどこまでゲームや画像編集をこなせるかが気になる製品です。
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6.dynabook FA/ZA ― ペン入力やタブレット利用ができる14型2-in-1

dynabook FA/ZA。ペン入力やタブレット利用ができる14型2-in-1
10月に登場した「dynabook FA/ZA」は、画面を360度回転させてタブレットスタイルでも使える14型の2-in-1ノート。10月15日に発売された直販モデルが確認できます。
Ryzen 7 250またはRyzen 5 220を搭載し、非光沢の14型WUXGAタッチ液晶とアクティブ静電ペンに対応。有線LAN、HDMI、USB-C、USB-A、microSDカードスロットなど端子も豊富です。
dynabook FA/ZAの主な仕様
CPURyzen 7 250 / Ryzen 5 220
画面14型 WUXGA、非光沢タッチ液晶
メモリ16GB(構成による)
質量約1.58kg
無線LANWi-Fi 7
バッテリー動画再生時 約8.5時間(JEITA 3.0、公称値)
軽さを追求したモデルではありませんが、ノート、タブレット、ペン入力を1台で使い分けられるのが魅力です。手書きメモや授業、会議での活用を考えている人に向いています。
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7.HP OmniBook Ultra 16 AI PC ― 薄型16型ボディに最大128GBメモリのRTX Spark

HP OmniBook Ultra 16 AI PC。薄型16型ボディに最大128GBメモリのRTX Spark
日本HPは10月15日、「HP OmniBook Ultra 16 AI PC」を国内発表しました。NVIDIA RTX Sparkを搭載する16型ノートで、最上位モデルは128GBのユニファイドメモリと2TB SSDを搭載します。
3K OLEDディスプレイや薄型筐体を採用し、大画面でローカルAIやクリエイティブ作業をこなしたいユーザー向け。HPはRTX Spark搭載ノートPCとして世界最薄をうたっています(同社調べ・条件付き)。
HP OmniBook Ultra 16 AI PCの主な仕様
プロセッサーNVIDIA RTX Spark
画面16型 3K OLED
メモリ32GB / 64GB / 128GB
ストレージ1TB / 2TB SSD
HP希望販売価格32GB:596,200円~ / 64GB:796,400円~ / 128GB:1,294,700円~
受注開始64GB:10月29日 / 32GB・128GB:11月以降
ASUS ProArtシリーズと同じRTX Sparkを採用していますが、HPは薄型ボディと大きな画面を強く打ち出しています。価格がかなり高いので、ローカルAIをどの程度活用するかを考えて選ぶべき製品です。
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まとめ
今週は、大容量メモリによるローカルAI活用という点で、192GBのAMD Ryzen AI Haloと最大128GBのRTX Spark搭載ノートが特に注目を集めました。ただし、どちらも価格やソフトウェアへの適合性を見極める必要があります。
一般的な用途なら、軽さを重視したGALLERIA NSC5L-IG-C4、2-in-1の使いやすさを重視したdynabook FA/ZAが気になるところ。省スペースと性能を両立したい人には、GPD BOXも面白い選択肢でしょう。
著者

櫻庭 尚良(the比較 管理人)
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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