日本では2026年第2四半期、ディープフェイク動画に関連する攻撃のブロック件数が前期の約9倍に急増した。YouTubeやGoogle広告など日常的に利用するサービスを入口とした詐欺に対して、セキュリティ開発のGenがレポートで警告している。
公開
2026年10月21日 07時00分
著者

南出浩史
[キーマンズネット]
ノートンやアバストなどのブランドを展開するGenが、2026年第2四半期(4~6月)の脅威レポート日本版を公開した。
日本では2026年第2四半期、サイバー攻撃全体のブロック件数が前期比7.7%減少した一方、利用者をだまして行動を促すフィッシングや詐欺が増加している。フィッシング攻撃は45.0%増の1566万件、詐欺攻撃全般は27.0%増の2062万件に達した。
ディープフェイク詐欺急増 進む日本語ローカライズ
特に増加が目立ったのが、ディープフェイク動画に関連する攻撃だ。日本でのブロック件数は前期の約9倍で、世界全体の約3倍を大きく上回った。同社が日本でブロックした約5万1600件のうち、日本語コンテンツは約4万3200件を占めている。Genは日本の利用者に合わせてローカライズされたコンテンツが拡大している可能性に言及している。

ブロックした攻撃の言語別内訳(出典:ノートンライフロックリリース)
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サポート窓口への電話や遠隔操作を促すテクニカルサポート詐欺では、日常的に利用するサービスを詐欺の入口にする手口も確認された。「YouTube」や「Google」広告から、「Microsoft Azure」に設置された使い捨てWebサイトに誘導する方法だ。ブラウザを全画面表示にしたり、パソコンに高い負荷をかけたりして、端末に重大な問題が起きたように見せかける。利用者に偽のサポート番号へ電話をさせる詐欺は以前からあったものの、動画サービスや検索広告といったより日常的な環境に広がっている
ニュースポータルサイト「Livedoor」を模倣した偽サイトも確認された。不正な広告から利用者を誘導し、埋め込まれたJavaScriptでトラッキング情報を送信したり、端末の処理能力を不正利用したりする仕組みが使われていた。URLに「Livedoor」のブランド名を含めることで、模倣画面と合わせて一目見ただけでは危険性の判断を難しくしている。
スマートフォンについては、宅配便の通知を装うSMS詐欺も増加した。配送状況の確認などを口実にリンクをクリックさせ、偽サイトで個人情報や認証情報を入力させる手口だ。ブロックされた攻撃の99.22%がAndroid端末を標的としていた。
Genは巧妙化するディープフェイク動画や日常的なサービスを悪用した攻撃から身を守る方法として、「動画やSNS上の情報をうのみにしない」「広告やSMS内のリンクを安易にクリックしない」「突然表示される警告画面やサポート番号を信用しない」ことをなどを提唱している。これらに共通するのは、緊急性を感じさせるメッセージでも、必ず正規の経路をたどって情報を確認するということだ。公式サイトや本人への直接確認など、信頼できる情報源からの事実確認が重要だ
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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