巨人から1位指名を受けた横浜・織田翔希
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支配下で76人、育成で51人の合計127人が指名された2026年のドラフト会議。アメリカ行きを希望していた織田翔希(横浜高)に巨人が強行指名したことなどが大きな話題となったが、最も良い指名をできた球団はどこだったのか。指名した選手の実力、チーム事情、順位感、選手と球団がマッチしているかなどの観点から採点してみたいと思う。今回はセ・リーグの6球団についてだ。
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阪神:75点
1位で榊原七斗(明治大・外野手)を単独指名。近本光司の後釜となるセンターが必要な中で最適な選手を獲得した印象を受ける。肩に関してはプロでもトップクラスで、近本をレフトに回して早くからセンターに定着する可能性も高いだろう。
2位の馬場拓海(日本体育大・投手)もリリーフであれば早くから戦力として期待できる。中継ぎ陣の世代交代が必要になってくるだけに、2位で獲得できたのは大きかった。また課題だった左投手も大学生の実力派である常深颯大(大阪経済大・投手)を獲得。一軍で通用するにはもう少しストレートの強さが欲しいが、数年後はローテーションに入ってくる可能性もありそうだ。
手薄なキャッチャーとショートは社会人の選手を下位で指名して補強。スケールの大きなタイプが5位の的場吏玖(天理大・投手)くらいで、全体的に即戦力志向が強かったのは気になるところだが、チームに足りないところを補うという意味では妥当な指名という印象で、ドラフト巧者ぶりがうかがえる指名だった。
ヤクルト:70点
長年投手中心の指名を繰り返してもなかなか投手力が安定しないチーム事情ながら、昨年に続いて野手中心の指名に。青木宣親GMとなって明らかに方針が変わっていることを感じた。
その中で1位指名した藤沢涼介(東京ガス・外野手)は野手で最も即戦力として期待できる選手で、レベルの高い社会人でも常に結果を残し続けてきた打撃の安定感は際立ったものがある。1年目から一軍で100安打以上も期待できるだろう。
2位の佐藤悠太(東北福祉大・外野手)も同じ右打ちの外野手だが、こちらは攻守ともに粗さがあり、将来性を評価しての指名と感じる。3位の福原聖矢(明治大・捕手)とともに2人とも一つずつ順位が高い印象で2位は投手でも良かった印象もあるが、より確実に野手の層を厚くしたい意図は感じられた。
上位2人が打撃が持ち味の選手である一方で、4位の高田瑛大(都城高・内野手)と7位の渡辺隼輔(徳島インディゴソックス・内野手)はともに守備に魅力のある選手。数が少ない有力野手を優先しながら、下位で使えそうな投手を狙う戦略に見えた。
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中日は渡部の抽選を外すも…
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西尾典文
西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から専門誌に寄稿を開始。修了後も主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、AERA dot.、デイリー新潮、FRIDAYデジタル、スポーツナビ、BASEBALL KING、THE DIGEST、REAL SPORTSなどに記事を寄稿中。2017年からはスカイAのドラフト中継でも解説を務めている。ドラフト情報を発信する「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも毎日記事を配信中。
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