2026.10.24 12:04 NEW
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産経新聞社

2026年のプロ野球ドラフト会議が幕を閉じ、早くも2027年に向けた戦いが始まっている。高校生では大阪桐蔭の川本晴大投手、川上慧内野手らが実績を重ね、大学では國學院大の緒方漣内野手や関西大の百合澤飛投手らがリーグ戦で存在感を示している。社会人にも、大学卒業後に新たな舞台で成長を続ける選手がそろう。2027年のドラフトを見据え、高校生、大学生、社会人の注目候補を紹介する。(※2026年10月時点の所属。指名対象となる見込みの選手を掲載。)
高校生は大阪桐蔭・川本晴大、横浜の投打にも注目

大阪桐蔭高の川本晴大【写真:産経新聞社】
高校生投手で有力候補に挙がるのが、大阪桐蔭の川本晴大投手(2年)だ。192センチ、95キロの恵まれた体格から投げ込む直球は最速154キロ。2026年春のセンバツでは計24回を投げて36奪三振を記録し、全国制覇に貢献した。夏は左肩の故障で大阪大会のベンチ入りを逃したものの、秋季近畿大会では龍谷大平安を相手に8回2安打無失点、7奪三振。復帰後のマウンドでも結果を残した。
横浜の小林鉄三郎投手(2年)も、最速150キロの直球を武器とする左腕だ。2026年夏の甲子園を経験すると、9月には侍ジャパンU-18日本代表としてアジア選手権に出場した。新チームでは背番号「1」を任され、10月の秋季関東大会準々決勝では樹徳を相手に7回2失点、7奪三振の完投勝利。強豪校の投手陣を支えながら、着実に経験を積み重ねている。
高校生野手では、同じ横浜の川上慧内野手(2年)が注目株だ。中学時代にはU-15日本代表として世界大会を経験し、2026年9月には野手で唯一の2年生として侍ジャパンU-18日本代表に選出された。アジア選手権では15打数6安打5打点を記録し、三塁手部門のベストナインを獲得。横浜でも打線の中心を担い、新チームでは遊撃手としてもプレーする。国際大会で結果を残した内野手の最終学年での活躍にも期待が高まる。
大学生は大型左腕・百合澤飛、首位打者・緒方漣らが候補

国学院大の緒方漣【写真:産経新聞社】
大学生投手では、関西大の百合澤飛投手(3年)が注目を集める。190センチ、97キロの大型左腕で、最速153キロの直球が持ち味だ。2026年秋の関西学生リーグでは9試合に登板し、5勝無敗、防御率1.78を記録した。
早稲田大の髙橋煌稀投手(3年)は、仙台育英高時代に甲子園優勝を経験した右腕。大学ではリーグ戦で先発を任されるようになり、2026年春の法政大戦では9回1失点、10奪三振の完投勝利を挙げた。最速153キロの直球に加え、スプリットなどの変化球を操り、大学最後のシーズンに向けて投球に磨きをかける。
中央大の東恩納蒼投手(3年)も高校時代から全国の舞台で活躍してきた。沖縄尚学高時代には2023年のU-18ワールドカップで日本の世界一に貢献。大学では右肘の故障による離脱も経験したが、2026年春の東都大学リーグでは10試合に登板して3勝を挙げた。
大学生野手では、國學院大の緒方漣内野手(3年)が有力候補の一人に挙がる。横浜高時代から攻守で注目を集め、大学進学後も遊撃手として活躍。2026年春の東都大学1部リーグでは打率.432を記録し、首位打者に輝いた。國學院大のリーグ優勝に貢献し、最高殊勲選手とベストナインも獲得。遊撃手としての守備力に加えて打撃でも実績を残しており、来年のドラフトに向けて注目される存在だ。
大阪商業大の真鍋慧選手(3年)は、広陵高時代から全国屈指の左の強打者として知られ、“広陵のボンズ”とも呼ばれた。2026年春の関西六大学リーグでは打率.472、3本塁打、15打点を記録し、外野手のベストナインを獲得。秋も一塁手としてベストナインに選出された。長打力に加え、大学で培ってきた打撃の確実性も評価材料となる。
社会人は高尾響、箱山遥人らが指名解禁へ
社会人では、トヨタ自動車の高尾響投手が注目される。広陵高時代には甲子園で通算5勝を記録し、高校卒業後は社会人野球へ進んだ。2026年の都市対抗野球大会ではJFE西日本戦で3回無失点の好投を披露。高校時代から培ってきた制球力を武器に、2027年の指名解禁を迎える。
野手では三菱重工Eastの小澤周平内野手が社会人1年目から結果を残した。健大高崎高、早稲田大を経て入社し、2026年の都市対抗野球大会では打率.438を記録。新人選手を対象とする若獅子賞を受賞した。大学時代から培ってきた打撃技術を社会人の舞台でも発揮している。
トヨタ自動車の箱山遥人捕手は、健大高崎高時代に2024年春のセンバツ優勝を経験。4番・捕手としてチームをけん引し、高校卒業後は社会人野球の道を選んだ。強肩と長打力を兼ね備える捕手として注目され、2027年には高卒3年目の指名解禁を迎える。社会人で積み重ねてきた経験を生かし、プロ入りを目指す。
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