新品ソフトタイヤを2セット残しながらも、リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)はアタックの機会を与えられなかった。2026年F1第18戦アメリカGPの予選Q2で、チームはローソンを一度もコースに送り出さなかった。
「走らせてほしいって頼んだんだ。アタックしたいって言ったけど、チームの答えはノーだった」とローソンは明かした。
なぜVCARBはQ3出走を許さなかった?
レーシング・ブルズはサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた予選で、2台そろってQ3に進出した。ただし、アーヴィッド・リンブラッドは今季6基目の内燃エンジン(ICE)への交換により、5グリッド降格を受けることが決まっていた。
Q3に進んだほかの8台は、いわゆるトップ4チームのマシンで、中団のライバルであるアルピーヌやアウディは既に敗退していた。現実的に考えてトップ8入りは難しい。そこでチームは、リンブラッドが上位になるようローソンを走行させなかった。
その結果、リンブラッドは9番手を確保し、決勝では14番グリッドに着くこととなった。ローソンはノータイムの予選10番手に終わったが、決勝では9番グリッドに繰り上がる。
両者の予選順位が逆だった場合、ローソンのグリッドこそ変わらないものの、リンブラッドは1つ下の15番グリッドに下がってしまう。
ローソン、好調を結果で残せず「悔しい」
「もちろん、Q3で走りたかった。僕らにとっては異例なことに、今回は2セットを残して進出できたしね」とローソンは語った。
「でも、アーヴィッドにペナルティがある状況で、どのみち僕らが9、10番手になると考えれば、走る意味はあまりないし、明日に向けてタイヤを十分に温存できたよ」
それでも、好調な週末にガレージ内でセッションを傍観しなければならない悔しさは残った。
「ドライバーとしては少し悔しい。特に、今週末はここまでずっと好調だったからね。クルマはすごく良かった」
決勝では、コンストラクターズ選手権5位争いのライバルであるアルピーヌのピエール・ガスリーの1つ前からスタートする。
「ロングランも良かったし、明日は良いレースができることを願っている」とローソンは期待を寄せた。
2026年F1アメリカGP予選では、初の王座獲得に向けてアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がポールポジションを獲得した。
決勝レースは日本時間10月25日(日)29時にフォーメーションラップが開始され、1周5516mのサーキット・オブ・ジ・アメリカズを56周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
