日本人学生の韓国・ソウルへの留学を支援するイベントが、福岡市で開かれました。日本人留学生の数が10年前の1.5倍に増えている韓国。国を挙げて留学生の獲得に動いています。

福岡市で9月に開かれた「ソウル留学博覧会」。日本人学生に韓国・ソウルに留学する魅力を知ってもらおうと、ソウル市が開いたものです。
■大学生
Q.何を基準に学校を選びますか?
「大学院で何を学べるのかと、あとは授業料と奨学金です。」
会場では、延世(ヨンセ)大学や漢陽(ハニャン)大学などの有名大学を含む、ソウル市内の18の大学がブースを設けました。
来場者は進学の相談をしながら、それぞれの大学の比較もできます。

さらに、こんな相談ブースも。
■平山翼記者
「会場では各大学のブースだけでなく、韓国での生活面の相談を受け付けるブースも設けられています。」
■スタッフ
「何か聞きたいことはありますか。」
■高校生
「ビザ。」
■スタッフ
「留学?大学1年生から?(韓国で)就職する考えもありますか。」
■高校生
「はい。」
■スタッフ
「就労ビザに変えれば、ずっと韓国で働くこともできます。」
ソウルでの生活や、今後のキャリア形成についてアドバイスしていました。

日本学生支援機構によりますと、国別の日本人留学生の数は、10年前、韓国はアメリカやカナダなどに続いて5位だったのに対し、2024年度には3位に。
留学生の数は10年でおよそ1.5倍に増えました。
■大学生
「心を動かされるデザインや、マーケティングの手法などがあると感じたので。」
K‐POPや韓国ドラマといった「Kコンテンツ」やコスメなど、若者にとって身近な韓国文化への興味が、韓国で学ぶことへの関心にもつながっているといいます。

一方、韓国側の狙いは。
■ソウル市 キム・サンイルさん
「日本と同じように、韓国でも少子高齢化の問題が深刻化している。留学生を積極的に受け入れ、ソウルに定着させて、 彼らをソウルの人材として育成することが今、最も重要な課題です。」
韓国政府は、外国人留学生30万人の誘致を目標に掲げています。
「ソウル留学博覧会」は、インドやモンゴルなど、これまでに5つの国・地域で開催され、日本では今回が初めてです。
福岡は地理的な近さから開催場所に選ばれました。日本でのイベントは、大学側の関心が高く、参加数は過去最多だということです。
■キムさん
「大学側はなぜ日本開催を希望するのか聞くと、日本の学生の実力や誠実さについて話していた。」
参加したソウルの大学職員は。
■漢陽大学の職員
「韓国に卒業後に定住して、社会で活躍する日本人の卒業生もたくさんいる。留学経験して世界でもまれて強くなった人材は、どこにいても活躍できると思う。(ちなみにご自身も?)はい、日本人です。」
少子化が進む中でグローバル化する現代。人材獲得を目指し、留学生へのアピール合戦が今後も続きそうです。
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年9月14日午後5時すぎ放送
