
横浜・織田翔希
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ドジャースが米球界挑戦を表明している横浜(神奈川)の最速157キロ右腕・織田翔希投手(18)の獲得競争に参戦することが25日、分かった。22日のドラフト会議では、松井秀喜新監督(52)が率いる巨人が単独1位指名で交渉権を獲得。ヤンキース、パドレス、カージナルスなども関心を示しており、日米球団による争奪戦に発展する見通しとなった。
球界の盟主か、世界一軍団か。18歳の剛腕を巡り、日米で争奪戦が勃発する。複数の関係者によると、ドジャースが織田の獲得に関心を示しており、ヤンキースやパドレスなど複数球団が参戦する見込みだ。
この日、群馬県で行われた秋季関東大会準決勝後に取材に応じた横浜の村田浩明監督は、22日のドラフト会議で織田を単独1位指名し、交渉権を獲得した巨人との面談について「まだ全然。織田に関してはこれからアメリカの面談があるので、まずそっちを彼が行くというふうに進めている」と説明した。
一方、23日には日米通算507本塁打を誇る松井秀喜氏の巨人新監督就任が発表された。村田監督にとっても予想外の展開だった。松井監督は就任会見で織田について「世界一のピッチャーになる可能性のある選手と、もしかして契約できるかもしれないというチャンスをいただいた」と評価。直接交渉には慎重な姿勢を見せながらも「彼の気持ちを第一に考えていきたい」と語った。村田監督は「びっくりしました。本当に僕が小さい頃の、代表するホームランバッターですから。“松井さんなの?”っていう感じで」と目を丸くした。
ただ、織田の米球界挑戦への意思は変わっていないようだ。巨人から指名を受けた22日に「光栄な指名をいただきましたが、アメリカに挑戦する気持ちは全くぶれません」と明言。村田監督も、当初の方針に変更がないかと問われ「変わらずですね」と強調した。11月1日に期限を迎える27年の国際アマチュアFA契約に向けた大リーグ機構(MLB)への登録手続きについては「アメリカ時間で、週明けには向こうに登録されている状況になると思います」と説明し、登録完了の見通しを示した。
米球界挑戦の意思を貫く織田に対し、巨人も獲得を諦めていない。近くメジャー球団との面談が控えており、日米の名門球団による獲得競争が本格化する。
≪米挑戦懸念点はロックアウト 交渉期限は来年の3月31日≫織田が米球界挑戦を選んだ場合、来年1月15日(日本時間16日)の国際アマチュア選手の契約解禁以降にメジャー球団と契約できる。懸念材料は12月1日(同2日)の労使協定失効に伴うロックアウト。原則としてマイナー契約は対象外となる見込みだが、MLB側が導入を求める国際ドラフトを含む労使交渉の行方次第では、国際アマチュア選手の契約も凍結される可能性がある。また、巨人との交渉期限は来年3月31日までとなっている。
