
JALグループのLCCであるスプリング・ジャパンは26日、成田空港にて記者会見を開催し、ブランドリニューアルに伴う新ロゴ・新機体デザインと、737-800型機の追加導入計画を発表しました。

株式会社FARVEの代表兼デザイナーである永易直樹氏が担当した今回のブランドリニューアルでは、これまでの「緑色」と、日本らしさを表現する「桜色」を基本カラーとして設定しています。企業理念を表す「3S」マークの基本形状を保持しながら、社名の「JAPAN」を示す「J」を追加し、初代ロゴに採用されていた「桜」のモチーフを復活させました。機体の新デザインは、従来の尾翼シルエットを継承しつつ、「春の温かな風」と「舞い上がる桜の花びら」を描いた前方からの一体感ある塗装に変更されています。新塗装の初号機(機体番号:JA05GR)は11月中旬頃に塗装を完了させ、2026年内の運航開始を予定しており、空港サイネージや客室乗務員のスカーフ、公式Webサイトなども順次新デザインへ切り替わります。


永易直樹氏(左)浅見達朗代表取締役社長(中央)客室乗務員(右)
今後の塗装変更については、追加導入される増機分はすべて新デザインで受領する方針です。一方、既存機に関しては日々の運航を優先しつつ、重整備などのタイミングに合わせて順次塗装を変更していく予定であるため、全機材の新デザインへの統一には年単位の時間を要する見通しです。
機材計画においては、2027年度以降に737-800型機を段階的に4機追加導入し、2030年に現在の6機から10機体制へと拡大する方針を明らかにしました。今回追加される4機は、日本航空(JAL)の所有機材を改修して導入されます。既存の6機が189席仕様であるのに対し、新たに導入される機材は機内仕様などの影響により183席となります。なお、既存機を改修して機材全体の座席数を統一する予定はないとのことです。

機材増強に伴うネットワーク戦略について、浅見達朗代表取締役社長は主に中国路線の拡充を進める計画であることを明らかにしました。具体的な路線展開としては、中国市場における未就航地(ホワイトスポット)への就航を検討し、新たな需要開拓を進めていく方針です。また、政治的な影響を受けやすい日中路線の拡大を進めるにあたり、あくまでも日中路線が主軸だが、リスク回避として日中市場以外へ進出する可能性についても言及し、事業規模の拡大に積極的にチャレンジしていく姿勢を示しました。
新たなブランドイメージと機材体制の強化により、新生スプリング・ジャパンが今後どのような独自のポジションを確立していくのか、さらなる飛躍に期待が寄せられます。
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