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    フルヌードに初挑戦した小島梨里杏
    Photo By スポニチ

     女優の小島梨里杏(32)が、主演映画「月がみている」(監督渡邉直子、11月20日公開)で体当たりの演技を見せている。初のフルヌードに挑戦し、毎熊克哉(39)演じる夫らと刺激的なシーンに臨んだ。「かなり勇気が必要だった」と出演するか迷ったが、どのような心変わりで挑戦を決めたのか。本紙の取材に心境の変化を明かした。

     「失楽園」で知られる作家渡辺淳一さんの小説「シャトウ ルージュ」を、次女で映画プロデューサーの直子氏が自らメガホンを取って映画化した。性的な求愛に応えてくれない妻に不満を募らせた夫が、妻をフランスの古城に幽閉し、性的なレッスンを施すという衝撃作。小島は性的な快感に目覚めていく女性を、美しくも官能的に表現している。

     オファーを受けた際は「やりたい気持ち8割、怖さが2割」だった。迷った大きな理由がフルヌードへのためらいだ。「その一点で悩むことが惜しいぐらい素敵な内容」と作品に共鳴しつつも、「ここまでさらけ出すのはどうなんだろう」と葛藤していた。

     迷いの中で生まれたのは「恥じらいを持っている時点で、本当の意味で自分を愛せていないんじゃないか」という問いかけだった。自信のなさゆえに物事をネガティブに捉えてしまう性格。仕事を終えて帰宅すると、うまく芝居ができなかった自分を責める日々を送っていたという。

     「心も体も解放することで、生まれ持った自分の心も体も愛する“自己愛”につながる。自分をより深く愛するチャンス」。そんな思いが芽生え出演を決意したのは自身の誕生日。それからは迷いは一切なかった。「撮影中はむしろみんなが“大丈夫?”って心配するぐらい。普通にバスローブ姿で現場を歩いていました」とあっけらかんと言い放った。

     自己愛は恋愛観にも変化を与えた。「惜しみなく愛せちゃうタイプ」で、20代の頃は相手に尽くす恋をしていたが「わざわざ自分が苦しむ選択をする必要はない」と気づいた。「相手の気持ちをくみ取るのも大事だけど、自分を尊重することも大事。自分を愛することが、相手をより深く愛することにつながると思うんです」。大きな挑戦を経て、女優としても女性としても深みが増した。 (塩野 遥寿)

     ◇小島 梨里杏(こじま・りりあ)1993年(平5)12月18日生まれ、東京都出身の32歳。子役として活動を開始し、2011年に「グラビアJAPAN」で週刊プレイボーイグランプリを受賞。14年に「烈車戦隊トッキュウジャー」でヒロインを務めた。

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