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    写真左から、ジェフリー、若槻千夏さん、PPIHグループ オペレーションシェアードサービス 代表取締役社長の角張秀紀氏、フィンランド・ロヴァニエミ市 公認/フィンランド・サンタクロース財団 公認 サンタクロース

     パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、PPIH)は11月5日、東京・お台場の「トイザらス・ベビーザらス お台場店」で、メディア向けの「トイザらス クリスマスプロモーション発表会・店舗内内覧会」を開催した。発表会では、間近に迫ったクリスマスに向けたプロモーションの詳細に加え、今後のトイザらスの運営方針について説明が行われた。

     トイザらスといえば、約1カ月前に東京地方裁判所へ民事再生手続開始を申し立て、PPIHの関係会社との事業譲渡契約を締結したと発表されたばかりだ。そのため、PPIHがトイザらスに関するメディア向けの発表会を行うのは、これが初めての場となる。

     冒頭、挨拶に立ったPPIHグループ オペレーションシェアードサービス 代表取締役社長の角張秀紀氏は、10月30日に事業譲渡が完了し、全国154店舗を展開するトイザらスがPPIHグループの一員として新たなスタートを切ったことを報告した。

     そのうえで、これまでトイザらスが支持されてきた良い部分は残していきたいと説明。その第一歩として、店舗のことをよく知る従業員へのヒアリングを実施したという。

    角張秀紀氏が、これからのトイザらスについて説明した

     そこで多く聞かれたのが、かつてのトイザらスを取り戻したいという声だ。具体的には、数多くのおもちゃが並ぶワクワクする売り場や、実際にゲームを体験できるコーナー、トイザらス限定商品、価格の安さなどが挙げられた。

     こうした声を受け、今後は品揃えの強化に取り組んでいく。今回の会場となったお台場店では、取扱商品数を従来の約9500点から約1万2400点へと約1.3倍に拡充。将来的には、取扱商品数を現在の約3倍に増やすことも目指している。ただし、商品を増やすだけではなく、子ども連れの家族やベビーカーを利用する来店客が快適に買い物できるよう、通路幅などにも配慮していくという。

    従業員からも現状のトイザらスについてヒアリングが行われた商品点数は1.3倍に。将来的には取扱商品数を約3倍に拡充する方針

     さらに、新たな取り組みとして「プレイスペース10%ルール」を導入する。これは売り場面積の約10%を、実際におもちゃで遊んだり、商品を体験したりできるスペースとして活用するものだ。こうした場所では毎週イベントを開催し、買い物だけでなく遊ぶこと自体を楽しめる店舗を目指す。今後は各店舗の規模や立地に合わせ、全国で順次展開していく予定だ。

    単に商品を売るだけではなく、遊べるスペースも用意されているトイザらス・ベビーザらス お台場店のプレイスペース実際に親子で体験できるスペースがいくつか設置されていた

     また、発表会後の囲み取材では、今後の品揃えについても質問が寄せられた。角張氏は、従来のベビー・キッズ向け商品を維持しながら、PPIHグループの強みを生かし、ホビーやIP関連商品などを強化していく方針を説明した。

     特に注目したいのが、大人になってもおもちゃやキャラクター商品などを楽しむ「キダルト」層への対応だ。角張氏は、子どもの頃に好きだったものと再び出会ったり、新たな趣味を発見したりできるような売り場を目指すと説明。今後は学生の間で流行している商品なども取り入れ、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる店舗を目指していくという。

     こうした取り組みを通じて、単におもちゃを販売するだけでなく、商品との出会いや体験、イベントなど、遊びのすべてが集まる場所へと進化させていく考えだ。

     なお、具体的な売り場づくりや商品展開については現在構想中だという。年内はクリスマス商戦に注力し、新たな計画は来年から進めていく方針だ。

    ゲストで若槻千夏さんと公認サンタクロースが登場!

     発表会の後半には、スペシャルゲストとしてタレントの若槻千夏さんと、フィンランド・ロヴァニエミ市公認のサンタクロースが登場し、トークセッションを行った。

    ゲストの若槻千夏さんとフィンランド・ロヴァニエミ市公認のサンタクロース

     赤色のワンピースとグリーンのニットを合わせた、クリスマスらしい装いで登場した若槻さん。普段から家族でお台場店を利用しているそうだが、久しぶりに訪れた店内について、遊べるスペースが増えていることに驚いた様子。「また子どもたちを連れてこなきゃ」と話し、品揃えも含めてパワーアップした店舗に期待を寄せた。

     また、幼少期に家族でトイザらスを訪れた思い出も披露。クリスマスプレゼントを選んだ帰り、父親だけが車に戻ってくるのが遅かったという。当時は不思議に思っていたが、大人になってからそれがプレゼントを用意するためだったと気付き、親の愛情を感じたというエピソードを明かした。

    久々に訪れた店舗の変化に驚いていた

     現在は自身も親となり、子どもたちのクリスマスプレゼント選びに苦労することもあると語る。欲しいおもちゃを直前に伝えられて12月には品薄になっているケースもあるそうだ。また、早めに購入したプレゼントの保管場所に困ることもあるため、今回発表された取り置きサービスを歓迎した。

     最後に、今後のトイザらスに期待することとして「親子でまた来たいと思えるお店」と書いたオーナメントを披露。新たに設けられた遊びのスペースなどにも触れ、おもちゃを選ぶだけでなく、親子で遊びながら思い出を作れる場所がさらに増えてほしいと語った。

    若槻さんが書いたオーナメントも、店舗内のウィッシュツリーに飾られている

     新たな体制のもと、再スタートを切ったトイザらス。今回の発表会では、クリスマスプロモーションだけでなく、品揃えの拡充やキダルト市場への対応など、今後の方向性も明らかになった。かつての魅力を残しながら、子どもから大人まで楽しめる店舗へとどのように進化していくのか、今後の展開にも注目したい。

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