「moto watch fit 27」は、モトローラが2026年11月5日に発表したPolarの健康計測を載せた四角いスマートウォッチです。国や地域によっては「moto watch 2 fit」の名前で売られます。9月に発表されたWear OS搭載のmoto watch ultraが多機能な上位機なのに対し、こちらは健康管理と電池もちを優先したモデルです。
電池は1回の充電で最大12日もち、モトローラのウォッチとして初めて生理周期を記録できるようになりました。価格は119ユーロからで、欧州・北米・アジア太平洋などで数週間のうちに順次発売されます。日本での発売は、発表時点では案内されていません。
moto watch fit 27はPolarの健康機能を載せた四角いウォッチ

画像出典:Motorola
moto watch fit 27は、2025年に出た「moto watch fit」の後継にあたります。アルミフレームの四角いケースに、手首の太さを選ばない通気性のあるシリコンストラップを組み合わせ、軽さと着け心地を重視した作りです。
いちばんの変更点は、運動や睡眠の分析に「Powered by Polar」のアルゴリズムが入ったことです。モトローラは2026年1月のCESでPolarとの提携を最初に打ち出したmoto watchを発表しており、fitシリーズにPolarの機能が載るのは今回が初めてになります。
Polarの機能はランニングインデックスとNightly Rechargeなど10種類

画像出典:Motorola
Polarの機能のうち、運動まわりで使えるのは次の5つです。なかでもランニングインデックスはmotoのウォッチとして初めての搭載です。
・ランニングインデックス:走ったときの心拍数から有酸素の力と走りの効率を数値にする。週ごとに伸びを確かめられ、マラソンの練習向き
・デイリーアクティビティゴール:プロフィールと活動量から、その人に合った1日の目標を作る
・デイリーアクティビティスコア:1日の動いた量と強さを点数にして、目標と比べる
・アクティブ強度ゾーン:心拍数と動きから、活動を軽い・中くらい・激しいの3段階に分ける
・エネルギー源:運動中に脂肪・炭水化物・たんぱく質のどれを使ったかを示す
体調管理のほうでは、呼吸のリズムをその場でフィードバックする呼吸エクササイズ「Serene」、睡眠の質と自律神経の回復から前日の疲れがどれだけ抜けたかを判定する「Nightly Recharge」、浅い睡眠・深い睡眠・レム睡眠の長さから睡眠スコアを出す「Sleep Plus Stages」が使えます。座りっぱなしを知らせる通知や、心拍数・手首の動き・体重・年齢から消費カロリーを出す「Smart Calories」も入っています。
Polarの睡眠や回復の考え方を詳しく知りたい方は、Polarの主要モデルをまとめたガイドも参考になります。
motoのウォッチで初めて生理周期の記録に対応

画像出典:Motorola
モトローラ独自の機能として、心拍数と血中酸素(SpO2)の計測、ストレスの記録があります。今回から生理周期の記録にも対応し、moto watchアプリだけで管理できるようになりました。生理管理のアプリを別に入れなくて済みます。
運動の記録は、100種類以上のワークアウトを自動で見分けて記録するほか、歩数と移動距離も数えます。GPSはデュアル周波数(2周波)に対応し、屋外で走ったり歩いたりしたときの位置の精度を高めています。
電池は最大12日 防水性能はIP68と5ATM
電池は軽い使い方で最大12日もちます。1週間の旅行に充電器を持っていかなくても済む長さです。
防塵防水はIP68と5ATMに対応しています。雨や汗、手洗いの水しぶきを気にせず使えて、プールでの短い泳ぎにも着けたままで入れます。ただしモトローラは、水圧の強い水流に当てることや、濡れたまま充電することは避けるよう案内しています。
1.85インチの有機ELは最大1500nits、「Hey Qira」は今後対応

画像出典:Motorola
画面は1.85インチのgOLED(有機EL)で、ふちは2mmまで細くなっています。最大輝度は1500nitsで、屋外の日差しの下でも読み取りやすい明るさです。表面はCorning Gorilla Glass 3で守られ、常時表示にも対応します。
Bluetoothでスマートフォンとつなげば、手首で電話に出ることもできます。文字盤は新しいデザインから選べます。
今後数か月のうちに、モトローラのAIアシスタント「Motorola Qira」も使えるようになる予定です。対応するモトローラのスマートフォンとつないだ状態で「Hey Qira」と話しかけると、運動の途中でも質問に答えてくれます。利用にはモトローラのアカウントと、インターネットへの接続が必要です。
カラーはPantoneの3色で、ブルー系の「Stratified Sea」、グレー系の「Pigeon」、ピンク系の「Ballerina」が用意されています。
moto watch fit 27の主な仕様
項目
moto watch fit 27(moto watch 2 fit)
ディスプレイ
1.85インチ gOLED(有機EL)、ベゼル2mm、最大1500nits、常時表示対応
カバーガラス
Corning Gorilla Glass 3
ケース
アルミニウムフレーム
ストラップ
シリコン
バッテリー
最大12日(軽い使い方の場合)
防塵防水
IP68、5ATM
GPS
デュアル周波数GPS
健康機能
心拍数、SpO2、ストレス、生理周期、睡眠(Sleep Plus Stages)、Nightly Recharge、Serene
運動機能
100種類以上のワークアウト自動検出、ランニングインデックス、歩数・距離
通話
Bluetooth通話
AIアシスタント
Motorola Qira(今後数か月で対応、対応モトローラ製スマホが必要)
カラー
PANTONE Stratified Sea/PANTONE Pigeon/PANTONE Ballerina
価格
119ユーロから
価格は119ユーロから。日本での発売は未定
moto watch fit 27の価格は119ユーロからです。欧州、中東、中南米、北米、アジア太平洋の一部の国と地域で、数週間のうちに順次発売されます。
アジア太平洋は対象地域に入っていますが、日本で発売するかどうかは発表されていません。国内での発売や価格が決まりしだい、あらためてお伝えします。
Polarの計測をそのまま手首に載せたmoto watch fit 27は、Wear OSのアプリより電池もちと健康管理を取りたい人に向けた1本です。モトローラのスマートウォッチの動きは、下の関連記事からもたどれます。
Source: Motorola プレスリリース, 9to5Google
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