2026年11月
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    8日、2026/27明治安田J1リーグ 第14節 ヴィッセル神戸戦を終え、この試合の出場でJ1リーグ通算試合出場数を673試合とし、歴代最多記録を更新した西川周作がこれまで支えてくれた多くの方々への感謝と自身の夢について語った。

    「MUFGスタジアムで、いつも以上に僕のユニフォームを掲げてくれている人が多いと感じました。正直、僕の中ではあまり意識していなかったものでしたけど、本当にたくさんの方がお祝いをしてくれて連絡をくれて、メディアの方もすごく取り上げてくれていて、本当にみなさんに感謝の気持ちでいっぱいですし、本当にすごいことなんだな、ということを、メディアの方の数を見て感じています」

    (数節前には『感謝の試合数』という言葉を口にしていたが?)
    「僕一人では、ここまでプレーもできなかったと思います。プロを目指したときから、こんなに長くプレーできるとも当時は思っていませんでした。やっぱり若くして結婚して、本当に奥さんには一番感謝していますし、何気ない奥さんの一言が僕にとってすごく力になっています。時には厳しいことも言ってくれますし、嘘をつかないで、正直に自分のよくないところとかをはっきり言ってくれているので、支えてもらいながらプレーできているなと思っています。子どもが2人いるんですけど、子どもが大人になっても記憶に自分のことが残っているように、できるだけ長く『サッカーをやっていたんだよ』というところは見せていきたいなと思っていました。

    それとやっぱり、いつも応援してくれている方が本当に喜んでくれている顔を見て、今日も本当は勝利をプレゼントして帰ってもらいたかったんですけど、この悔しさを次のルヴァンカップ、その先のJリーグにぶつけていきたいと思います」

    (この先、もっと成長していくためにはどういったところを磨いていって、どういうところを目指していきたいか?)
    「僕の中では、現状維持ということは意識していません。常に1回でも2回でもトレーニングをするとか、まだまだ成長するということを自分が示していかなければ、若い選手にもついてきてもらえないと思います。常に自分が成長してもっと活躍するとか、プロサッカー選手になったというのはひとつの夢でもあったのですが、これからは憧れてもらえるように、まだまだゴール前でいいプレーを続けていきたいという思いが強いです。同世代のGKもまだまだ違うチームで頑張っていますし、彼らの活躍も僕の刺激になっています」

    (一番印象に残っているのがデビュー戦だと言っていたが、デビュー戦の頃の自分とこの試合を終えた自分は、どういうところが一番変わってきていると思うか?)
    「経験値ということで、試合中にいい落ち着きは出てきていますけど、『楽しみ』とか『楽しい』という思いは全然変わらなくて、むしろ年齢を重ねたほうが見られ方も違って、逆に緊張感があって楽しめているなと思っています。今までもいいことばかりではなく、当然批判もたくさん受けてきましたけど、そういった方たちにも僕は刺激をもらいながらも感謝したいですし、また違った姿をお見せできればみなさんに喜んでもらえると思いますので、まだまだ頑張りたいなと思います」

    (緊張に打ち勝つルーティンについては?)
    「試合前に必ず緊張する時間があるんですけど、その時間は本当にまちまちです。ホテルを出るときやバスの中、時には試合前に整列したときとかに表れるんですけど、そういったときでもネガティブなことは考えない、そしてポジティブなことをしゃべるという、それは独り言みたいな感じなんですけど、そうして自分に打ち勝ちながら試合に入っています」

    (今日はどういう独り言を発したのか?)
    「『今日の俺は絶対にできるぞ』『しっかり勝つぞ』『チームのために最後まで諦めない。お前ならできる』みたいな感じで、よくしゃべっています」

    (今日はいつ緊張したのか?)
    「ここに着いてですね。カメラマンさんがすごく僕を撮ってくれているのが分かったので、そこで来ましたね」

    (節目の一戦で、武藤嘉紀選手にすごいシュートを決められたのも思い出ということか?)
    「よっち(武藤嘉紀選手)とは盟友ですし、代表でも一緒にプレーさせてもらって付き合いも長いので、彼の勝負強さを見せつけられたなと思います。本当は無失点で勝つのが理想ではあったんですけど、そう簡単にいかないのが自分の人生だと思っているので、自分に何ができたかというところは、毎試合そうなんですけどその繰り返しで、チームを助けられるワンセーブというところはもっとこだわってやっていきたいと思います」

    (武藤選手も進化しているのか?)
    「そうですね、よっちもそうですし、高ちゃん(酒井高徳)もそうですし、サコ(大迫勇也)もそうですけど、神戸を支えているあの3人の存在は間違いなく大きいですし、ここぞというときに結果を残せる選手は、まだそう多くないと思います。やっぱり、彼らが生き残っているのはそういうことだと思います」

    (デビュー戦の前日は震えたという話をしていて、この日の前日はどうだったか?)
    「いつも通りの感じでしたね。しっかりとホテルでケアしてお風呂に入って、結構すぐに寝られましたし、朝もすっきり起きられました。デビュー戦のときとは違いましたね」

    (震えることはデビュー戦のときだけだったのか?)
    「いえ、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)の決勝とか、あのときの感覚はやっぱり残っていますね。残っているからこそ、あの刺激がまた欲しくなって続けているということもありますし、浦和レッズという大きなクラブ、応援してくれる方もたくさんいる中で、いい意味でも悪い意味でも注目されるクラブではあるので、その中で出続けることは確かに簡単なことではないと思いますけど、これからも謙虚さを忘れずに、1試合1試合やっていきたいと思います」

    (権田修一選手が『これから西川選手が更新していくこの記録は、おそらく抜かれないだろう』と話していたが?)
    「僕の中では、あとは突き進むだけだと思っています。僕の目標が浦和レッズでリーグタイトルを獲ること、そこはもう何年も思い続けている部分があって、まだ達成はできていないので、浦和レッズの一員として優勝して浦和の街をパレードするのが、僕のひとつの夢です」

    (キャリアの中でいろいろな監督やGKコーチと一緒にやってきたと思うが、この監督やコーチの下でプレーしたことがターニングポイントになった、と感じることは?)
    「まず、デビューさせてくれた皇甫 官さんは僕もユースのときからお世話になっていて、プレーだけではなく人間性のところもすごく教えてもらったりしました。フリーキックを蹴らせてくれたのもファンボ(皇甫 官)さんなので、ファンボさんがいなかったら、僕は若くしてデビューできていなかったと思います。

    あとは、当時は岡中(勇人)選手や高嵜(理貴)選手、江角(浩司)選手といった大先輩がいる中で、先輩にも恵まれたと思っています。そこでバチバチするのではなくて、若い僕にアドバイスしてくれたり、今でも声をかけてくれたり、気にしてくれているというのは大分(トリニータ)を経て、(サンフレッチェ)広島もそうなんですけど、下田 崇さんがいて、下さんも同じように教えてくれましたし、レッズでは榎本哲ちゃん(榎本哲也さん)がいたり、本当に先輩に恵まれていたなと思います。

    あとはGKコーチのところで僕に携わってくれたたくさんの方がいなければ、僕は今、いろいろなことを経験できてないと思うので、本当に感謝していますね」

    (レッズ在籍時では、ジョアン ミレッさんの存在が大きかったと思うが?)
    「そうですね、長いサッカー人生の中でもひとつ大きなターニングポイントにもなりました。今までの考え方をもっとより詳しく、動き方の一つひとつまで教えてくれた方だと思います。GKを準備させてくれるというか、そういった素晴らしいGKコーチに出会えたことで、今の自分があると思います。

    レッズで一番長く指導してくれたのが土田尚史さんで、尚史さんは僕の調子が悪いときとか、2017年のジュビロ磐田戦の次の日、雨の中でちゃんと正直に『今のお前は・・・』という話をしてくれました。あの日は僕の中ではすごく大きくて、本当のことをちゃんと目を見て言ってくれる人は今までに多くはなかったので、本当に尚史さんにもこの感謝を伝えたいです。僕は本当に、たくさんの方に支えられながらプレーできているなと、改めて感じます」

    (同世代のGKが、という話をしていたが、同い年の長友佑都選手や本田圭佑選手も現役でやっていて、そういう人たちが西川世代にいることも、この記録を更新してさらに、という原動力になっていると思うが、その人たちの刺激については?)
    「めちゃくちゃありますね。飯倉(大樹)も東口(順昭)も(長友)佑都も、(本田)圭佑は何なら海外でやっていますし、佑都がメディアの前で言っていましたけど『尖ってなんぼだ』と。年齢を重ねたから丸くなるのではなくて、自分たちが尖ってやっていくことで下もついてくる、ということを話していましたし、言葉に重みがあるなと思います。それは同世代だからこそ感じることもありますし、自分もやっぱりそういった存在でありたいということもあります。同じGKの東口と飯倉が頑張っているのはもう、めちゃくちゃうれしいです」

    (座右の銘は変わらず?)
    「そうですね。『笑う門には福来たる』というのは大好きですし、これからも大事にしていきたいなと思います。本当に、良いこともあれば悪いこともあって、すごく波があるサッカー人生ですけど、楽しめている自分がいるので、自分だけじゃなくて応援してくれている方にも楽しんでもらえるように、これからも頑張りたいなと思います」

    【浦和レッズオフィシャルメディア】

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