2026年11月
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    パナソニック汐留美術館(東京都港区)から、2027年の展覧会スケジュールが発表されました。2027年は、「スウェーデンのうつわ グスタフスベリのある暮らし」「ひろしま美術館コレクション 美の交響 ―フランス近代美術と日本洋画の100年―」「Dancing Bauhaus, Beyond 踊るバウハウス、その先へ〔仮〕」「女性建築家をテーマとした建築展(タイトル未定)」と、全部で4つの展覧会が予定されています。

    北欧デザインの巨匠たちによる陶磁器をはじめ、セザンヌやモネなど巨匠たちの響き合い、身体と空間を問うバウハウスの展開まで多彩な企画が並び、常設のルオー・ギャラリーとともに見ごたえあるラインナップです。そこでここまで判明した各展覧会の概要について、それぞれまとめました。

    パナソニック汐留美術館

    所在地:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階

    開館時間:午前10時~午後6時、夜間開館日は午後8時まで(入館は30分前まで)

    休館日:水曜日(ただし祝日と会期最終週は開館)、展示替期間、年末年始、夏季休業期間

    観覧料:一般1200円、65歳以上1100円、大学生・高校生700円
    ※中学生以下無料
    ※展覧会によって入館料が異なる場合あり
    ※障がい者手帳またはミライロIDをご提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能

    アクセス:
    JR「新橋」駅より徒歩約8分
    東京メトロ銀座・都営浅草線・ゆりかもめ「新橋」駅より徒歩約6分
    都営大江戸線「汐留」駅より徒歩約5分

    詳細は、パナソニック汐留美術館公式サイトまで。

    スウェーデンのうつわ グスタフスベリのある暮らし

    2027年1月16日~3月22日

    1825年に設立された、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーであるグスタフスベリの全貌を日本で初めて紹介する展覧会です。そのデザインは時代を越えて愛され続け、今日においてもスウェーデンと北欧の応用美術産業と、デザイン史において重要な位置を占めてきました。

    グスタフスベリの代表的な4人の陶芸家でデザイナーである、ヴィルヘルム・コーゲ、スティグ・リンドベリ、リサ・ラーソン、カーリン・ビョルクヴィストに焦点をあて、スウェーデン国立美術館所蔵の約300点で、それぞれの個性と創造性が織りなすグスタフスベリの豊かな世界を堪能することができます。

    空間演出を担当するのは、 スウェーデン王立工科大学への留学を経験した浅子雄祐(SPROUTZ Studio)。スウェーデンの食卓やくつろぎの時間と深く結びつく「光」をテーマとした展示空間にも要注目です。

    スティグ・リンドベリ《スプリンガレ(馬)》 製作 1950-1970年代 スウェーデン国立美術館蔵 Kooperativa Förbundet KF Photo: Viktor Fordell/Nationalmuseum
    ひろしま美術館コレクション 美の交響 ―フランス近代美術と日本洋画の100年―

    2027年4月10日~6月20日

    19世紀半ばから20世紀前半にかけて、フランス美術は旧来の伝統から離れ、新たな美の基準を次々と切り拓く大きな変革を遂げました。こうした西洋近代美術の動向は、一定の時間差を伴いながら日本へと伝わります。しかし日本の洋画家たちは、単なる西洋美術の受容や模倣にとどまらずに独自の油彩画の表現を築き上げました。

    本展は、国内屈指のフランス近代美術のコレクションを誇るひろしま美術館の名品によって、バルビゾン派からエコール・ド・パリに至るフランス近代美術の革新の歩みをたどり、その創造のダイナミズムに迫ります。モネ、セザンヌ、ゴーギャン、マティス、黒田清輝、安井曾太郎。絵画に革新をもたらした巨匠たちの名品が集結。フランス絵画と日本近代洋画の傑作が同一空間に配置され、フランスと日本それぞれの造形をめぐる探究の対比と、作品同士の国境を越えた響き合いを楽しむことができるでしょう。

    同館のコレクションが東京での大規模に紹介されるのはじつに45年ぶり。ファン必見の絵画展となりそうです。

    ポール・セザンヌ《曲がった木》 1888-90年 油彩/カンヴァス ひろしま美術館蔵
    Dancing Bauhaus, Beyond 踊るバウハウス、その先へ〔仮〕

    2027年7月15日~9月23日

    20世紀の芸術・デザイン史に大きな転換をもたらしたバウハウスを起点に、その理念と実践が現代の造形文化のなかでどのように継承され、展開してきたのかが紹介されます。

    本展は武蔵野美術大学 美術館・図書館との二館共同企画として開催され、同館がオスカー・シュレンマーの創作活動を総合的に紹介するのに対し、パナソニック汐留美術館ではその視点を受け継ぎながら、「身体と空間」という主題に着目します。絵画、グラフィック、工芸、建築・インテリアなどを通して、芸術と技術の新たな関係を模索したバウハウスの思想と活動を再考するとともに、エットレ・ソットサス、倉俣史朗、三宅一生らの実践を通して、バウハウスの理念が身体と空間、そして生活をめぐる造形思考のなかでいかに継承され、新たなかたちへと展開してきたのかを読み解きます。

    マルセル・ブロイヤー《ヴァシリーチェア (B3)》 1977 [1926]  スチールパイプ、革張り 武蔵野美術大学 美術館・図書館蔵
    女性建築家をテーマとした建築展

    2027年10月16日~12月19日

    秋は女性建築家をテーマとした建築展が開催されます。詳細は追って発表される予定です。

    北欧スウェーデンの暮らしを彩ってきたグスタフスベリの陶芸デザインから、名門・ひろしま美術館のコレクションが織りなすフランス近代美術と日本洋画の対話、そして現代の造形思考へと受け継がれるバウハウスの革新的な展開、秋に予定されている注目の女性建築家展まで、2027年も多彩で魅力あふれる展示が揃いました。世界で唯一の常設展示室であるルオー・ギャラリーとあわせ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。(美術展ナビ)

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