AZ・バーネット社長 「日本発のイノベーションをグローバル展開へ」 発足6年の「i2.JP」に期待
公開日時 2026/11/09 04:50
アストラゼネカ(AZ)のアンドリュー・バーネット社長は11月6日、ヘルスケア領域のオープンイノベーション・ネットワーク「i2.JP」のビジネスマッチングイベントに登壇し、「日本発のイノベーションをグローバルに展開していく上で重要な役割を果たしていきたい。このコミュニティによってそれが可能になると信じている」と意欲を示した。LINK-Jと共催したイベントには、スタートアップや製薬企業、行政、アカデミアなどから約180人が参加し、ヘルスケア領域の課題やアイデアについて、活発な議論が行われた。
「発足から6年間で成長し、素晴らしいネットワークになった。つながりによって築かれたソリューションが、直面する医療課題や助けを必要とする患者さんに届くことで、本当の意味での違いを生み出すことができると信じている」―。バーネット社長はイベントの冒頭で挨拶に立ち、オープンイノベーションプラットフォームとしての意義を強調した。
i2.JPはAZが主導して2020年に発足。参加するパートナー数は約600社(26年10月時点)に上り、スタートアップだけでなく、製薬企業や医療機関、行政、IT・データ、コンサルティングなど多種多様な業種にわたる。これまでビジネスマッチングに至ったケースは130件を超えるという。
◎イベントには11の企業・団体とスタートアップなど約180人が参加 活発な議論の場に
この日のイベントでは、リバースピッチセッションとして、11の企業・団体がそれぞれが抱える課題を発表した。登壇した企業・団体からは、大腸がん検診の受診率向上(福島県)▽肥満症の治療継続を支えるソリューション(日本イーライリリー)▽非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)の診断支援(アレクシオンファーマ)▽無塩麹発酵大豆食品の活用シーン/ニーズの発掘(味の素)―など様々なテーマが示された。
その後は、参加者とともに各ブースに分かれて、ブレインストーミング形式で議論を深めた。それぞれのテーマに対し、データ・AIの活用や他企業とのコラボレーション、医療従事者視点を踏まえた指摘など多角的なアイデアが飛び交い、活発なディスカッションが展開された。
